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こんにちは。山形県酒田市で外構・エクステリアの販売・施工をしている(有)ワールドウインドー庄内の代表、富樫です。
本記事では、ウッドデッキで樹脂製のデメリットをお伝えします。また、そのデメリットを解決する方法をお伝えします。
こんな疑問にお答えします。
✅ウッドデッキで樹脂製ってどんなもの?
✅ウッドデッキで樹脂製のデメリットって?
✅ウッドデッキは天然木のほうがいいの?
弊社は山形県庄内地方で、数多くの外構・エクステリアの施工実績を持っています。ウッドデッキでも多くの施工実績を持っています。近年、新築で最初からウッドデッキを付けられる方も多く、施工のご要望も増えてきました。豊富な施工経験と知識で、ご相談の承りから施工、仕上げまでを責任を持って担当させていただいています。
本記事を読めば、樹脂が入ったもののデメリットも含めて、ウッドデッキの材質についてよく分かりますよ。デメリットをカバーする商品もありますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ウッドデッキの材質について概要を解説
ウッドデッキで人工木(半分樹脂製)のデメリットは?
ウッドデッキで人工木(半分樹脂製)のデメリットを解決する商品
まとめ
最初に、ウッドデッキの材質にはどんな種類があるかを解説します。日本で流通しているウッドデッキの材質には、大きく分けて下の2種類があります。
それぞれどんなものか簡単に解説します。
ウッドデッキは、過去には天然木がほとんどでした。現在でも、天然木のウッドデッキには天然木ならではのテクスチャーや見た目などのよさがあり、こだわりのある方にはまだまだ天然木のウッドデッキは選ばれ続けています。
ただし、木の種類には注意が必要です。
ウッドデッキに向いているのは、ウリン材やイペ、セランガンバツなどの「硬い・防虫効果がある・腐りにくい・耐久性が高い・割れやささくれやひねりが出にくい」といった特徴を持つ木材に限られます。
一般に入手できる木材では上の条件をクリアできないことが多く、ふさわしい木材で造ることは意外に簡単ではありません。
木材の選び方を間違ってしまうとたちまち劣化や腐食が進むため、せっかくウッドデッキを造っても数年後には無駄になってしまう可能性があります。
人工木のウッドデッキとは、いわゆる樹脂を使ったウッドデッキのことです。半樹脂製のウッドデッキです。
ウッドデッキに使用する人工木とは、木粉と樹脂を練り混ぜたものになります。下は、それぞれメーカーが出している人工木ウッドデッキの素材の説明です。
【YKKap「リウッドデッキ」サイトより引用】
「リウッド(再生木)」は木粉とポリプロピレンを配合
【リクシル「樹ら楽ステージ」サイトより引用】
芯材部は100%リサイクル材の樹脂と木粉を使用
【リクシル「デッキDS」サイトより引用】
デッキDSは、100%リサイクル素材の木粉と樹脂でつくられています
上のように、3メーカーとも人工木とは「天然木と樹脂を練り混ぜたもの」といった意味合いです。
そもそも樹脂とは合成樹脂のことで、各社で表示する詳しい説明文にはポリプロピレンやポリエチレンなどの成分名が出てきますが、ポリプロピレンもポリエチレンも合成樹脂の一種です。
これらの人工木のウッドデッキのメリットは、劣化のしにくさです。弊社の感想では「ほとんど劣化しない」いう表現がふさわしいです。また、具体的には下のような特徴があります。
上の様な特長があるため、結果的にはメンテナンスのしやすさが最大の長所になっています。
また、さまざまな色を出すことができます。トレンドの色などもメーカーからすぐに出るので、フローリングと併せて室内から一体感を持たせることができ、リビングから庭を見たときに広さを感じさせるのが得意です。
このように、ウッドデッキの材質は2種類あるなかで、それぞれメリット・デメリットがあり、なかでも人工木ウッドデッキのデメリットは特に気になることでしょう。
この項目では、本記事のテーマである人工木ウッドデッキのデメリットについて、詳しく解説します。
人工木ウッドデッキ、つまり半樹脂製ウッドデッキのデメリットは下の通りです。
詳しく解説します。
夏場に表面が熱くなりやすいのが、 人工木ウッドデッキのデメリットです。樹脂が入っているため、真夏は上を歩いても熱く感じることが多いでしょう。
▼リクシルWebサイトのウッドデッキ商品ページの画像の一部で、ページで紹介されている商品ではなく、「一般的な人工木デッキの温度」ということで掲載されています。
サイト上では「試験施設で夏場の炎天下のデッキ表面温度を再現し、素足で乗った後の足裏温度を測定しました。」といった表記があります。
大手メーカーのウッドデッキでも、人工木のウッドデッキは、天然木と全く同じ質感というわけではありません。
人工木は、木粉と樹脂を練り混ぜたものなので、木の質感もかなり出ますが、樹脂の質感もあることは確かです。
メーカーによっては、標準のものからハイエンドなものまで商品を展開していますが、特に標準タイプのウッドデッキは、よく見ると木ではないことが分かります。
この項目では、ウッドデッキで人工木(半分樹脂製)のデメリットが解決された商品をご紹介します。
最初にお伝えすると、人工木ウッドデッキの上の2点のデメリットは、商品によってはすでに解決されています。
2つのデメリットを同時に解決している商品はいまのところ見当たりませんが、それぞれであれば解決している商品が出ていますので、気になる方を解決した商品を選ぶのも、ひつの方法でしょう。
「夏場に表面が熱くなりやすい」を解決した商品は、下の2点です。
詳しく解説します。
【リクシル(LIXIL)デッキDC 】
デッキDCは、裸足でデッキに立った時の足裏の温度を、約4℃抑える素材に成功しました。
秘密は、独立気泡構造で蓄えられる熱量が少ないことにあります。また樹脂材も、熱伝導率が低い樹脂材を使用しているため、移動する熱が少なく抑えられています。そのため、肌で触れた際の熱さや冷たさが感じにくいのです。
【リクシル(LIXIL)樹ら楽ステージ】
樹ら楽ステージは、デッキ材の表面温度を、同じリクシル(LIXIL)製品の類似色比で最大10℃も抑制されています。真夏でも、デッキ表面が熱くなりすぎません。
表面温度を抑えている秘密は、デッキ材の色を表現する「顔料」です。太陽光線を反射する特殊タイプを採用することによって、温度の上昇抑制を実現しています。
「天然木と全く同じ質感ではない」を解決した商品は、下の2点です。
これらについては、かなり天然木に近いテクスチャーを実現しています。よく見ないと天然木と間違えるほどです。詳しくお伝えします。
【リクシル(LIXIL) デッキDS】
天然木と見間違えるような表面です。手触りなどの質感にもこだわっています。
●極みヴィンテージ仕上げ
[濃淡製法]
緻密な計算のもと複数の色の樹脂を
練りこむように混ぜ合わせ
1枚の床板の中に色の濃淡を作ります。
↓
[1度目の削り]
樹脂層を削ることで、
その下にある木粉層を表面に出し、
平滑にします。
↓
[2度目の削り]
特殊なサイディング技術によって
不均一な深さ・長さの
溝を彫ります。
※イラストはイメージ
●自然さながらの濃淡を再現
複数の色の樹脂を混ぜ合わせることで、色の境目がない極めて自然な濃淡を再現しています。さらに、複数色の混ぜ方を変えることで、濃淡のあり方が変化。床板を並べても同じ木目が繰り返されず、高級感のある不快味わいを醸し出します。
●ラフな木肌をリアルに再現
床板の表面を滑らかに削るだけではなく、さらに2度目の削りを行うことで、自然に刻まれたようなさまざまな深さと長さの溝が刻まれます。そして、天然木の木肌と同様に繊細な毛羽立ちまで再現します。このラフな木肌と濃淡製法の相乗効果で、デッキDSならではの風合いと美しい陰影が生まれます。※毛羽立ちは繊維状のもので刺さることはありません。
【リクシル(LIXIL) 樹ら楽ステージ 木彫】
こちらも、天然木のような美しさを持つウッドデッキです。木の持つ風合いが再現されてあります。
「木のぬくもりを感じられる新しい人工木の表現を追求している点※」で、2016年度グッドデザイン賞を受賞しています。※リクシルWebサイトより引用
樹ら楽ステージ 木彫は、デッキ表面で、繊細な木質のニュアンスが再現された商品です。
粗かったり細かかったりといった、天然木ならではが持つ「ランダムさ」、「繊細な色ムラ」、「陰影の濃淡」が見事に表現されています。
あえて加工された「不均一さ」により、視覚的に自然の木材を見たときのような心地よさがあります。
樹ら楽ステージ 木彫には、特許技術が施されています。
床材表面に左右非対称な溝をつけ陰影に濃淡をつけることで、表裏・上下反転で4パターンの柄が表現されています。特許第5524818号を取得しています※。※リクシル(LIXIL)Webサイト参照
本記事では、ウッドデッキの種類の概要を解説しつつ、ウッドデッキで樹脂製のデメリットと、それを解決した商品についてお伝えしました。
樹脂を使った人工木ウッドデッキはメリットが大きく、わずかなデメリットも、それらについてはすでに解決した商品が出ています。
よほどの理由がない限り、ウッドデッキは人工木のものにされることがおすすめですよ。
本記事が、ウッドデッキについてご検討中の方のご参考になれば幸いです。
※画像出典:リクシル(LIXIL)
山形県酒田市の外構・エクステリア
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