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こんにちは。山形県酒田市で外構・エクステリアの販売・施工をしている(有)ワールドウインドー庄内の代表、富樫です。
今回の記事は、弊社でも珍しいペット用のフェンスを施工したお話です。
こちらのお客様は、メールでお問い合わせをくださいました。
当初のメールで「庭に猫用のフェンスをご希望」とのことでしたのでご連絡し、早速お伺いすることになりました。
お話を伺うと、「何とか飼い猫と庭で一緒に過ごせるようにしたい」とのお気持ちでした。お話のなかで、以前猫ちゃんの存在に助けられた貴重なエピソードを伺い、今では家族のように大切に思っていることが伝わってきました。
最初のご相談が終わったときには、「弊社としても何とかご希望に沿いたい」との思いが強まっていました。
弊社でも猫を飼っていますが、猫は本能的に家の外に出たがるものです。
お客様は散歩もさせているそうですが、「リードをつけずに一緒に庭で過ごしたい」と考えておいででした。
ガーデニングや野菜作りをしているときに、猫ちゃんが側にいられるようにしたかったのだそうです。
そういわれてみると、猫は、飼い主が外で何か作業をしているとそばに寄ってくるものです。私も会社の敷地で車のメンテナンスをしていると、リードでつないだクルミが寄ってきます。
お客様のお話は、とてもよく共感できました。
弊社で承ることが決まり、これまでの商品知識をもとに、新しい「ペット用フェンス」をオーダーメイドで作ることになりました。
さまざまな部材・商品を検討した結果、フェンス本体は「朝日PCフェンス」という工業用のフェンスを使用することにしました。
画像出典:朝日PCフェンスカタログ
通常、家庭用に使用するフェンスではなく、例えば東北電力の高圧電力などに施工されるものです。
デザインや特別な意匠のないシンプルな商品ですが、ペット用にぴったりと判断しました。
屋根として、ステンレスの金網(ネット状のもの)を張りました。
このステンレスのネットをどうするかが当初の課題でしたが、ネットの枠がポール状だったので、そこに取り付けました。
また、注意したいのが「フェンス下の部分」でした。下が空いているので、ふさがなければなりません。それも、猫が掘って逃げてしまわないようにふさがなければなりません。
そこで、フェンス下にはブロックを埋め込むことにしました。
▼施工中の様子です。下にブロックを埋め込んでいます。
このような経緯で、完成いたしました。
▼扉もしっかりついています。
▼お住まい正面から見たところです。
▼フェンス下は埋め込んだブロックでふさがれてあります。これなら猫が掘って出ていくことはありません。
▼本体と屋根がしっかりと一体化しています。
▼最後に、全体像です。
お住まいのお洒落な外観を損ねない、シンプルなペット用フェンスになりました。
ある程度ご予算のかかるプランではありました。ご依頼いただいて、本当にありがとうごさいました。
お客様と猫ちゃんにお喜びいただけたのであれば、何より嬉しいです。
(有)ワールドウインドー庄内
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