太陽光パネルでの発電を無駄にしないために

2017年12月11日

機械室の役割

こんにちは。ワールドウインドー庄内の富樫です。

 

当社で施工させいていただく全量買取(主に大規模な野立て)太陽光発電は、数台あるすべてのパワコンを「機械室」に集結させています。

 

機械室とは、左の写真のような小さな建物です(写真はお客様と私)。大規模な太陽光発電システム施工方法としては、わざわざ機械室を建てずにパネルの裏側にパワコンを設置していく方法もありますが、当社施工では機械室を設けます。

 

機械室の中身ですが、右の写真のようになっています。パワコンが目の高さにぐるりと並びます。

 

写真のお客様ではないのですが、先日こんなことがありました。「発電量が気になるので点検をしてほしい」とのご依頼で機械室を確認させていただきました。

 

機械室内に9台パワコンが並んでいるので、壁一面を見渡すだけで、ほぼ同時に9台分の発電量が比較できます。今回、9台中1台、発電量が低下しているパワコンを見つけました。

 

パワコンの発電量は、ほんの数秒で変化します。ほぼ一目で9台分の発電量が比較できないと、これほどスムーズに不具合を特定することができません。野外のパネル裏への設置だと、歩きながら点検して回るため時間がかかりすぎるのです。

 

さて、今回のような場合、まず該当するパネル(そのパワコンが担当する範囲のパネル)の電圧をチェックします。そこでパネルに問題がなければ、パワコン自体の不具合となりますので、パワコンの交換を検討します。

 

このように、機械室には

  • 野外の天候ダメージからパワコンを守る
  • 一目で見渡せる場所にパワコンを集結させることで、点検の精度を上げる

このふたつの役割があります。

 

私たちメンテナンスする側も、機械室の中であれば数字を見渡すだけでOKですし、交換もその場でできます。保守点検がスムーズにできるため、結果、メンテナンスにかかるお客様の負担も軽減します。

 

 

「送れない電気を作っていた…」とならないために

今回はこのように速やかに不具合が見つかりましたが、改めて「点検は大事」と感じました。特に、設置から3~5年経過した太陽光システムは、念のために点検をしておいたほうがいいかもしれません。

 

気付かずに不具合が起きていることも、可能性としてはあります。直接関係のある方ではありませんが、「知らないうちに発電量が半分になっていた!」といったケースも、耳にしたことがあります。

 

せっかく発電したものが、知らない間に故障していて「電気を送れていなかった」というのでは、もったいなさすぎです。

 

全量買取の太陽光発電システムは、山形県庄内地方でも皆さん一斉に作ったので、今は、点検の時期に来ているものと思います。点検をしなくても、たまにご自分の機械室に入って見られるのもいいと思います。

 

 

そして、点検が必要なのは、住宅用太陽光システムでも同じです。住宅用なら、前年の発電量と比べたり、発電量や光熱費を気にかけたりする習慣を日常的につけてみてください。

 

人間の身体と同じで、太陽光発電システムもメンテナンスが大切です。

 

ときどき「慣れてしまって、太陽光発電システムを持っていることすら忘れてしまう」という方もおられますが、そうではなくて、いつも少しだけでいいのでご自分の太陽光発電システムを気にかけてあげてください。

 

そうすることで、ちょっとした不具合にも気づきやすくなり、最後まで太陽光発電システムで最大限に収益を上げていただくことにつながると思います(^^)。

 

せっかく高いコストをかけてスタートした太陽光発電システム、末永く元気に活躍してもらいたいものですね!

 

お読みいただいてありがとうございました!

 

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