これを読めば「出力制御」通称「抑制」がよくわかり、不安も軽減します

2015年1月1日

こんにちは。酒田市と鶴岡市でエクステリア・住宅用建材・太陽光発電システムの販売施工をしている(有)ワールドウインドー庄内です。

 

太陽光発電システムについてご検討中で情報収集されている方は、現在、「出力制御」通称「抑制」について、少なからず不安をお持ちなのではないでしょうか。※この記事では「出力制御」は、以降「抑制」と表記します。

 

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「抑制」とは、最近になってかなり注目されてきている問題で、簡単にご説明すると「電力の需要に対して電力の供給が過剰にある場合に、バランスをとること」です。つまり、太陽光発電システムのオーナー様にとっては、「需要が少なく供給が多ければ、売電できない場合も出てくるのではないか?」といった不安につながってしまいます。

 

CO2削減を政策としてかかげる経済産業省は、太陽光発電システムを含めた再生可能エネルギーシステムの設置を増やす方向に動いています。一方、電力会社は自社を守るため、「発電」部門での外部からの参入をなるべく防ぎたいわけです。そういった立場関係から、電力会社は「『抑制』をかけてもよいのであれば、太陽光発電の設置の量を増やしていいですよ」という立場をとっています。

 

上記の通り現在の日本では、「抑制」とは、電力会社がむやみに自社を守るために行う仕組みのような印象を受けます。しかしながら、「抑制」とは、もともと再生可能エネルギー先進国であるヨーロッパ諸国ではスタンダードに機能している、適正な仕組みです。

 

ドイツをはじめとするヨーロッパでは、再生可能エネルギーを取り入れてきた歴史は長いですので、「風力」「太陽光発電」「火力」などをバランスよく稼働させています。ヨーロッパには、エネルギー需要と供給のバランスをとる「センター」があります。「センター」では、その日の需要や天候にあわせて、各システムにバランスよく「抑制」をかけるのが当たり前になっています。

 

一方、日本には「抑制」という仕組みはこれまでありませんでした。現実的には、今もありません。電力会社が「『抑制』をかけてもよいのであれば、太陽光発電の設置の量を増やしていいですよ」としているものの、実際には「抑制」をかける機械(設備)すら、まだありません。

 

「『抑制』をかけてもよいのであれば、太陽光発電の設置の量を増やしていいですよ」というのは実質上、「500kw以上の設備には、『抑制』が可能になる機械をつけなさい」という契約を交わすものです。もっと正確にいえば、「将来『抑制』をかけなさい、という指示があったら『抑制』をかける機械を付けてくださいね」といった契約です。

 

ちなみに上記の契約は、「500kw以上の場合は、年間に最大30日間、電気を売れない可能性がある」といった内容です。需要が少ない時期になりますので、5月、6月など、冷暖房をあまり使用しない月になります。もし「抑制」がかかるなら、5~6月の可能性が大きいでしょう。

 

とはいえ、当社の見解としては、仮に上記の契約=設備認定をしたからといって、現実的には、あまり「抑制」の心配はないのではないかと思っております。まず第一に、全国的に見て、九州地方などいたるところにソーラーパネルが設置されている地域と比べても、東北の太陽光発電システム設置量は、需要に比べてまだまだ少ないからです。

 

また、これは日本全国に共通することですが、「風力」+「太陽光」は、天候の面から両方がフルに動くということはありません。太陽がさんさんと降り注ぎながら強風である、といった天候は日本では少ないですね。

 

上記が、現在の状況や気候的背景を考慮に入れた「抑制」に関する情報です。正確な情報をお知りいただくことで、「抑制」に対する不安の軽減につなげていただければ幸いです。太陽光発電システム設置の推進は、日本では歴史の浅いものです。より正確な情報を受け取りながら、メリットの大きい運用をしていきたいものですね。

 

太陽光発電システムについてもっとお知りになりたいことがございましたら、どうぞお気軽に当社にご相談ください。

 

お読みくださいましてありがとうございました。

 

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